こんにちは。新米広報の吉田です。
新築・リフォームにあたり新津技建では施工を終えた後、建具づくりを行います。
今回は入り口の目隠しとなる箒垣づくりをご紹介。
主に数寄屋造りで用いられてきた箒垣。
新津技建では初めての作業でしたが、建物の雰囲気の合う美しい佇まいとなり、お施主さまにも喜んでいただけました。
子どもの頃から箒づくりをしたりと必要なものがあれば何でも調べて作ってしまう親方。
加工場で大量の黒竹の穂を綺麗に切り揃えていました。支えとなる竹も親方が所有する山に探しにいきます。
竹は女性や子どもでも気軽に伐採できることから昔は暮らしの道具として親しまれ、山の整備にもつながっていました。今でも身近にある自然素材を活かし、ものづくりを続けられることを嬉しく思います。
「山に入ると元気になるんだよ」と親方が言うように、70代になっても現役で働けるのは自然の中で汗水流し、作ることを楽しんでいるからなのかなと思います。
これからも「庭師の方に頼むほどのコストを掛けられない、でも空間をより良いものにしたい」というお施主さまのご要望にできる限りお応えしていきたいと思います。