こんにちは。
新米広報の吉田です。
事務所の中でカンカンと音がするので覗きに行くと…
新津技建大工が新調した鉋の手入れをしていました!!
新しい道具なのに手入れが必要なの?と思うのですが、鉋台を少し置いておくと湿気で膨らみ、
刃がいい具合に入らなくなるため必ず使う前に、微調整が必要なのだそう。
やり方としてはまず鉋の刃に油を塗って、鉋台にはめてみる。
そして鉋台についた油のムラを確認しながら少しずつ削る。
やりすぎては、刃がガタついてしまうため慎重に削っては、台打ちして確認し、髪の毛一本分の隙間になるまで仕上げるのだそう。
大工がこぞって手に入れたいと思うような道具をつくる鍛冶職人も70歳になり、今あるのが1番完成度が高い品物だという。
長年の積み重ねた技術と職人によって残された道具たち。大工が道具をとても大切に扱う理由が分かります。