新津技建の制服に新たに「夏服」が加わりました。これまでは濃紺色の上着とズボンのみが制服でしたが、今回は夏服としてインナーがラインナップに加わりました。デザインは既存の制服同様、新津社長の兄弟が手掛けるファッションブランド『niitu(ニーツ)』が担当しています。大工仕事に耐え得る機能性と強度、そこにデザイン力を組み合わせて今回の納品となりました。
この制服には機能性やデザインだけではなく、新津技建が提案する「衣食住への想い」も込められています。それは『たとえ古びても、長く大切に着続けられる、昔ながらの衣服を提案したい』というものです。買っては捨てていくという、化学繊維主体のファストファッションが当たり前の時代。対して、この制服は綿100%の自然素材で作られており、仮に汚れて古びて見えたときにも、自社栽培・熟成の藍染で染め直すことで、長く大切に着続けることができます。ちなみに、大工さんたちが首に巻いて巻いている手ぬぐいは、既に染め直しながら使い込んでいますので、同じことを「今度はインナーでやってみよう!」ということになります。
実際に着てみると、手触りが良いのはもちろんのこと、綿の特性を活かした保温性や吸汗性、通気性を感じられる、ちょうど良い着心地となっています。見た目としては、従来の濃紺の制服にアイボリーが加わったことで、首元や袖口をキリっと引き締める効果が生まれたように感じます。また、良く晴れた屋外で着てみると、純白に近い色合いに見えることから清潔感も生まれています。これから暖かくなれば上着も着用しなくなるので、首に巻く藍染の手ぬぐいと合わせて、とても良いコントラストが生まれそうです!
新津技建の本業は建築事業にありますが、家づくりを起点とした『生きる力と豊かな暮らし』の提案・発信も行っています。今回の新制服には、そんな暮らしの提案が織り込まれており、私たち社員も意識して着用しながら、大切に着続けていきたいと思います。いつか藍染で染める日が来ましたら、イベントなどの機会にご披露したいですね!