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信州大学 ラウンジ断熱改修工事

会社の取り組み

昨年、夏より計画していた信大学生ラウンジ断熱改修工事が完了しました。
信大学内の保有林から木材を調達し、それらを使って学生自ら施工し、そのサポート役として弊社が協力させていただきました。

発端は大日向小学校の断熱改修工事の際に、視察に来ていた信大の先生との会話から、きっと日本全国で問題になっているであろう、暑さ寒さの問題でした。
夏場の暑さは昔に異常なくらいに暑くなっている事は皆んな感じていると思います。
冬も冬らしくなくなってきていると感じているのではないでしょうか。
建物もそういった熱影響を受けており、学生達の学習環境に影響を与えている。その問題を解決する為、断熱改修工事を実施しました。

2階角部屋のラウンジの屋根からと外壁二面からの熱影響を受ける場所に、まず天井断熱を施工し天井からの熱影響を抑える施工をしました。
その後に、学生らと協力して外壁面に面する内壁を断熱しました。
一つの教室に15人の学生が作業するので、少し狭い感じはあったが、皆手分けして上手く作業に取り掛かっていました。
自ら施工する事で、喜びを感じ、上手く収まったりすると歓声が湧きあがっていました。

断熱材は熱貫流率0.021の高性能断熱材を使用しました。高性能にする事で厚みを薄くする事ができ、部屋を狭くする事を抑えられました。

断熱施工後、学生らが加工した桧板を張りました。木の木目や裏表の使い方などを講義に挟みながら座学と実習を同日に行いました。

最後に木製サッシペアガラスを入れ、建具調整やクレセントなども、学生自ら取り付けました。本来はプロが施工する様な所も、説明して少しサポートすれば出来るので、大学生の習得の早さ、いいですね!

施工前と施工後の室内温度も計測し効果も調べました。これから一年間データを取り続ける予定です。

中間報告では、隣の部屋と温度変化を比較。

断熱効果はデータからも出ている事が分かり、2度くらいの温度変化が見受けらました。部屋の温まる速さと暖房を消した後の緩やかに下がる事などがわかりました。日中は隣の部屋の温度が高くなるのは、日の熱が貫通しているからだと思われます。これからデータを取ってどういった結果が出るか楽しみです。

し学生らのマンパワーは素晴らしい。

この力があれば、何か事を成せると感じました。また今後も協力できる事があればお手伝いすると約束し、今回の断熱改修工事は無事に終了致しました。