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なぜ伝統構法なのか

未来のこと

その答えは、木が生きた材料だからです。木は伐採後も呼吸を続け、湿度や時間の経過に応じてわずかに形を変え、少しずつ表情を変えていきます。木が本来持つ力を生かすか、殺すかは職人次第。新津技建の大工は佐久穂町で生まれ育ち、自然のなかで生きる力を育んできました。だからこそ、家をづくりにおいて、木の美しさやしなやかさを生かし、百年住み継ぐことのできる家づくりを目指しています。

木の癖を読み、適材適所に配置することで、木組みは時間とともに互いに馴染み、より強く合致していきます。その「しなり」を活かした構造は、地震や台風の力を受け流し、建物全体を守ります。寺社仏閣にも見られる建物の長い歴史が、その強さの証と言えます。

現代の世界情勢は、自然や生き物にとって良い方向に進んでいるとは言えません。そんななかで、今日も木を刻み、安心して暮らせる住まいをつくることの意味が、日々問われているように感じます。