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酒蔵の樽蓋を再利用したカウンター製作

現場の様子

小諸市で進行していた老舗酒店の改修工事がようやく完成を迎えました。店内の中心となるカウンターの天板には、かつて酒蔵で使われていた木製の樽蓋を再利用しました。長年、日本酒を仕込み、熟成を見守ってきた木材には、深みのある色合いと味わいが残っています。

樽蓋は汚れや酒の香りを丁寧に落とし、厚さや平滑さを整えるため裏面を鉋がけしました。表面はあえて削らず、木目の風味を生かし、古材ならではの割れや節、使い込まれた跡を素材の個性として残しています。

現場では大工が木目や色合いのバランスを見ながら、自然な流れが生まれるように樽蓋を置き、カウンターの形状に合わせて加工をしました。

木が自然に流れるような曲線が生まれ、落ち着きのある表情に仕上がっています。先代の酒造りへの想いを受け継ぎ、現代の人々へと繋がっていく、唯一無二のカウンターが完成しました。