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佐久穂町で藍染への道ー藍建その3ー

藍染部

藍建仕込みから22日目。令和3年11月9日。これまで毎日2回の攪拌作業。朝ふたを開けるたびに一喜一憂する日々を過ごしてきた。途中、藍液の状況に合わせて、灰汁を足したり、お酒やふすまを炊いたものを入れたりと試行錯誤しながらの22日間。ようやっとこの日が訪れた。攪拌後、今までになかった変化が!液面に赤紫色したかけらが浮いてきた。よく見ると花の形をしている。すごくかわいく、愛おしい形。試しにティッシュを染めると、明らかに青い部分がある。思わず「ヤッター!!」と興奮状態で藍染部長に写メを送る。ここから少しずつだが藍液の様子に変化が現れ、11月10日には赤紫色をしたギラギラした膜が液面の3分の2ほどようになる。そして、ティッシュも昨日より青みが強くなり、手もうっすら青く染まる。そして11月12日には、液面がほぼ赤紫色の膜で覆いつくされ、ティッシュ全体もきれいな青に染まった。手も爪も真っ青!!ついに待ちに待った日が訪れた。1分染もしっかりとした藍色に染まる(11月13日)。仕込から26日目。いよいよ藍液の完成だ!

ヅカ子