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新年

日々のこと

石川県能登地方を震源とする大規模地震により、犠牲となられた方々に心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。被災者の救援と被災地の復旧・復興支援のために尽力されている方々に深く敬意を表します。

新年を迎え、当たり前の日常を過ごせるありがたさに感謝し、自分たちにできることは何かを考え、行動していきたいと思います。

体験宿泊施設『布流久佐』は災害時、避難所としての機能を果たせるようにと考えられています。かまど、薪ストーブ、薪風呂、薪を利用したサウナ、上水は井戸水を利用、発電機も備える予定です。

薪風呂や薪サウナは遠赤外線の力で、芯から温まります。炎の揺れは、視界からの癒しにもなります。

里山の生活は、自然との共存を考えるきっかけを与えてくれます。社屋の外には、皮をむいて干した渋柿が白く粉を吹いて、食べごろを迎えています。干し柿はβカロテンやカリウムをはじめ健康や美容によい要素を豊富に含んでいます。また生の柿に比べてビタミンCが少ないですが、その代わりに食物繊維を多く含んでいるので、腸内細菌の活性化、バランスも整えてくれる優れものです。渋柿の皮を剝き干すことによって、タンニンの性質が可溶性から不溶性にかわるため、食べても渋みを感じず、甘さだけを感じることができるようになるそうです。渋くて食べられない柿が、干すことによって、甘くて健康や美容に良い食べ物になり、干し柿は貯蔵品としても重宝します。先人たちの生活が私たちに教えてくれるもの、これからも大切にしていきたいと思います。